OM-D E-M10 Mark III M.ZUIKO D 14-42/F3.5-5.6 EZ








濃尾平野の北部に忽然と姿を現す巨大な絶壁。
金華山。
直角にそびえたっている。
90度はないにしても、感覚的にはというか、実際それに近い急こう配である。
ロープウェイで頂上に上る。
再建された鉄筋コンクリート造りの天守閣から周辺を眺めると、なるほど斎藤道三も織田信長もここを拠点にした理由がわかる。
直下を長良川、すぐ近くに木曽川が流れ、物流の中心地である。
肥沃な濃尾平野が限りなく広がり、遠くには伊勢湾を望むことができる。
なるほど、この地を押さえることができれば東海を支配できるし、天下を望むこともできるというものである。
いやホント。
信長といえば、安土城が有名だけど、安土城は建設されてからわずか三年後に本能寺の変が起こり、燃えてなくなってしまっている。(炎上の原因は諸説あり)
信長が天下布武の朱印を用いるようになり、本格的に天下統一へ乗り出した拠点がこの岐阜城なのである。
今は、石垣しかのこってないんだけどね。
近年発掘が進んでいる。
有名な宣教師、ルイス・フロイスの記録に残っている天空の回廊や人工の滝を用いた豪壮な庭園の存在も確認されいている。
彼は記録の中で岐阜城を「ポルトガルやインド、日本の他の地域で見てきた宮殿や居館の中でも精巧かつ豪華ですぐれたもの」と言っている。
岐阜城は、巨大な城郭であった。
前から来たいと思っていたんだよなあ、ここ。
去年、高山に行った帰りに寄ろうと思ったんだけど、あいにく花火大会の日と重なって人だらけであった。 というか、クルマ停める場所なかったのである(;.;)
良く晴れた日で、私は信長気分を味わえたのである(^_^)

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