FUJIFILM X-S10 XC15-45mmF3.5-5.6
何かに付けて前例踏襲。 責任の所在を常に曖昧にする。
組織に対する忠誠心が尊ばれ、同調圧力に屈しないものは排除される。 陰湿な密偵政治が横行する。
まあ、司馬遼太郎に言わせると徳川政権以降ですな。 織豊政権までは、合理的で、かつ投機的?とも言える生き生きとした行動原理を日本人は持っていた。
いや、今、司馬遼太郎の「城塞」を読んでるもので。
徳川三部作・・・と本人が言ってるわけではないけど、「覇王の家」と「関ヶ原」と「城塞」ですな。
2つは読んでたんですよね、僕は。 まあ、酷い書き様?です^^; 多分、あんまり好きじゃないんですよね司馬遼太郎って徳川家康のこと。
実は僕もそうですな。 僕は京都ですけど、司馬遼太郎は東大阪です。 大体、関西人は徳川のことキライです(^^)
特に「関ヶ原」では極悪人みたいに書いてますよねえ家康のこと^^; ちょっと劇画チック。
「覇王の家」では、家康が主人公なんだし、さすがにそんなことはないけど。 家康は天才でもないし英雄でもなかったと断言してます。 少なくとも、信長や秀吉とは全く違っていた。
しかし「覇王の家」は面白かったですよ。 家康がどんな考えで幕藩体制を築こうと考えていたのか、現代の日本社会にどのようにつながるのか示唆的な内容があります。 冒頭に書いた、現代の日本人の国民性?みたいなものがどのように形作られたのか?みたいなね。
そう言えば、司馬遼太郎って「新史 太閤記」では秀吉が完全に天下をとる前に物語は終わりますな・・・どうも秀吉のこともあんまり好きではないような(^^) 「天下人」がキライなんだろうなあ、悪いやつほど成功するからね、大体において歴史って。 良いやつは志半ばで死ぬ。
で、「城塞」ですけど。 これは面白いです。
冷静に書いてますねえ、徳川方のことも大阪方のことも。 淀殿を中心に一万人もの女官が支配する巨大な城塞、大阪城。 負けるべくして負けたんですけどね。
中世から近世への決定的な変換をとげた最後の戦いがテーマです。 大阪冬の陣・夏の陣。
僕はやっぱり真田幸村(信繁)が好きですなあ、単純に(^^)
まあ、こういうの読みながら今更ながらに、日本人とは何であろう? 260年の徳川幕藩体制は日本人に何をもたらしたのだろう?と考えるわけです。
今の自民党政権(ガースー首相やニカイ氏やアベ氏など)を頭に描きながら。
チラッとオリンピックのニュース見ながら。


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