OM-D E-M5 Mark Ⅲ M.ZD 12-45mm F4.0 PRO @三条通り
「ウォーターシップダウンのうさぎたち」って絵本がある。(とか言いつつ、わしは読んだことがない。ローレンス・ブロックの小説の中で引用が出てくる)
うさぎの楽園の話である。
人間が食料をふんだんに置いていくので、その集落では食べるものに不足することはない。まさにうさぎの楽園(^^)
でも、人間はときどき罠をしかけて、うさぎを捕まえて自分たちの食卓に載せるのである^^;そこからなんだけど、この話。
生き残ったうさぎたちは罠のことは一切口にしない。罠にかかって死んだ仲間のことも、そもそも存在しなかったように振る舞う。
それが暗黙の了解なのである。
ううむ・・・
わしは、この話を知って、まずソビエトのことを思い出した。
MINOLTA X700遊覧船の楽団
たまたま出くわした結婚式
カメラを向けると整列してポーズをとる兵隊さん達
日ソビューローのツアーでソビエト(ロシアじゃないよ)に行った。
確かロスアンゼルス五輪の年である。
新潟空港からアエロフロート(ソビエトの国有航空会社)であっという間にハバロフスクに達するんだよね。市民はみんな友好的だし、街角にはお人形さんみたいな美人がうじゃうじゃいるし(ある年齢から急に太めになっていくけど^^;)。
ハバロフスクで夜、何もすることがないので一人でアムール川(黒竜江)ぞいの公園を散歩する。あちこちで若者の笑い声がさざめいているのである。
夜、遊ぶところってないからね。健康的な若者が散歩したり、話したり、ダンスしたりしていた。なんて平和な風景だろう。
街に若い兵隊さんのグループがいて、怒られるかなあと思ったけどカメラ(ミノルタX700)を向けると、整列してにっこり笑ってポーズをとる。
でも、今にして思えば、彼ら・彼女らは「ウォーターシップダウンのうさぎたち」だったのだろうか??
で、食料が置かれなくなって初めて声をあげるようになったのか?
今の中国でも、北京や上海なんかでは、市民は豊かな暮らしを満喫しているんだろう。
一体、何を文句言うことがある??生活はこんなに豊かになったのに・・・・みたいなね。彼ら・彼女らもうさぎさんなのか?
食っていける間は、変わらんかな?中国のうさぎたち。
とか考えていて、ふと気づいたんだけど。「うさぎたち」はわしら日本人なのか?
ひょっとして。
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