OM-D E-M5 Mark Ⅲ M.ZD 12-45mm F4.0 PRO

僕はNHKの「鎌倉殿の13人」を毎週見ているんだけど、なかなかおもしろいですよ。 三谷幸喜さんの脚本ですね。
著書「京都ぎらい」で有名な建築史家の井上章一氏は、この時代の坂東武者を「親分衆」とか「仁義なき戦い」とか表現している。
僕はヤクザの世界というより、西部劇だと思ってますけどね。 自分たちの開拓した土地を守るために武装する地域の顔役達(^^)
江戸時代になってからの形而上学的な「武士道」の世界ではなくて、元祖武士の世界。 泥臭くて何でもありの無法者の世界ですなあ。
劇中、北条時政も言っていたけど、所領と一族・・・こそ命をかけて守らなければならないもの。 開拓者魂ですな。 イデオロギーで戦ってるんじゃないぞっていう。
義経が登場した途端、いきなり野武士をだまし討ちするシーンがあった。 あれですよ・・・義経って、決して貴公子じゃなかったんだっていう。
屋島の戦いでは逆櫓をつけず、壇ノ浦では水夫を狙い撃ち。 オキテ無視というか^^; 水夫や乗馬を狙うのは卑怯だって考えは戦国時代にさえあったんだからなあ。
もっとも水夫を射殺したというのは後世の創作だって話もあるけどね。 しかし、平家物語なんか読んでいても、こいつイカレてるなあってのは、よくわかる気がする。
天才肌なんだけど他人とコミュニケーションをうまく取ることができない。 人の気持がわからないというか。 で、ちょっとサイコパスが入っている^^; 精神的には信長に近いような。
頼朝も決して人格者でも親分肌でもなかった。 義経はもちろんだけど範頼も殺害。 身内を片っ端から殺すんだからなあイチャモンつけて^^;
この辺り、平家のほうがよほど人間的である。 身内には過剰に甘いものね、バカ息子たちに対して(^^)
てなことで、ユーモアあり、リアルありの鎌倉殿の今後に期待です。

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