OM-D E-M5 Mark Ⅲ M.ZD 17mm F1.8
「戦艦ポチョムキン」って映画を見たことあります?
エイゼンシュテインのサイレント映画です。 ソビエト時代に作られた、映画史に残る作品ですな。
モンタージュ技法を使って、初めて撮影されたんだよな、この映画の中で。
舞台は1905年革命(第一次ロシア革命)時のオデッサ(オデーサ)の港である。 史実をもとにした映画である。
オデッサ港の長大な階段につめかけた民衆に向けてコサック部隊が一斉射撃をおこなう。 コサックって、国境警備についているロシア皇帝に忠実な鎮圧部隊だけど、今から考えると、撃っている方も虐殺される民衆もどちらもウクライナ人だよなあ。
母親の手を離れた乳母車が階段を転げ落ちていく。 その様子をモンタージュ技法で、コマ送りのように映していく。 落ちる乳母車、必死の形相の母親、傷ついた周りの人々の顔をカチッ、カチッ、カチッ・・・って感じで。
「映画史上最も有名な6分間」と言われたシーンだ。
ソビエトのプロパガンダ映画といえばそうなんだけど。
最後のシーンでは、蜂起したポチョムキンを鎮圧するために黒海艦隊がむかってくる。 どうなるんだ!?と思っていると、敵の戦艦は戦闘を避けてポチョムキンを支持するんだよなあ。 ウラ~!という叫び声!!(サイレント映画なんだけど) ま、この辺はフィクションらしいけど^^;
僕は見ましたよこの映画。 大学生のときに。 心動かされました。
そのことを思い出すんだよなあ、今のウクライナの情勢をみていると。 なんだかいろいろ複雑。

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