Nikon Z50 Z DX 16-50mmF3.5-6.3


ええっと・・・
中国・朝鮮・日本ときたので、最後にいっきにアメリカにいこう!(^^)
僕は本というのは、ほとんど歴史モノか海外ミステリーしか読まないんだけど^^; アメリカの警察制度が何度読んでも複雑すぎてよくわからん。
レイモンド・チャンドラーの本を読んだとき、翻訳者の村上春樹も、翻訳していてもよくわからん・・・みたいなことを書いていた^^;
例えばLAの郊外で殺人事件がおこる。
州警察があって、市警察があって、郡警察があって、検事局直属の警察官がいて、場合によってはFBIが出てきて・・・それに保安官である。
これらが何となくは縄張りが分かれているんだけど、微妙に重なっていたりするんだよなあ捜査範囲が。
でまあ、探偵が市警の刑事から激しく追求されるんだけど、保安官と取引して情報をちらっともらす。それで見返りに守ってもらうとかね。
この保安官というのが、選挙で選ばれる。
任期切れ近くになると、パトカーに「次の選挙には私を・・・」みたいなポスターを張って走っていたりするのである。 だから選挙までに何か手柄をたてないとヤバいみたいな^^;
しかも保安官助手というのは、みんなある種の臨時雇いなのである。 日本みたいに「終身雇用」じゃない。
昨日まで街のバーでバーテンダーをやってたんだけど、失業したので今週からは保安官助手をする。 で、3ヶ月後には郡の予算がなくなったので解雇されて、街はずれのガソリンスタンで働くことになって・・・みたいなのが普通にあるんだよなあ。
それどころか、市警の刑事でも、臨時雇いでパータイム勤務なんてのもある。 殺人課の刑事が^^;
この辺がアメリカである。
警察は日本のように「お上」ではないのだ。
開拓時代に家族単位でどんどん西部にやってくる。 自然と町ができる。 町の外にはならず者がウロウロしている。
じゃ、みんなでカネを出し合って、腕っぷしの強いやつを保安官にしよう!ってことなのである。 保安官にも手下は必要だから、そこらの気の荒い奴らを集めて保安官助手にしよう。
町の代表者みたいなのもつくらないといけないから、じゃ、選挙で市長を選ぼうか?みたいな。
で、その町が集まってやがて州政府ができる・・・で、それが集まって合衆国となる・・・みたいな^^;
要するに「土着的な民主主義」の誕生である。
都会で市民階級が勃興して、ついには王朝を倒したとか。 前衛党に指導された労働者が高々とスローガンを掲げて集まり、政府を倒すとか。
そうじゃないんだよなあ。
四年に一度の大統領選挙のあの土臭い感じね。
州ごとに大統領選挙人を選ぶんだけど、1票でも多いほうが州の票を丸取りするとか。。 これが、アップルやグーグルがある国かと思うけどね^^;
幌馬車で延々と荒野を走らないと首都に到着できない時代から何も変わらない。
警察も政府も「お上」じゃない。
わしらがカネを出して雇っているのが警察だし、政府だっていう。 何をぐちゃぐちゃ文句言われる筋合いがあるねんヽ(`Д´)ノ
わしはわしの好きなようにやるぞ! アメリカは自由の国だろう!!
って感じがアメリカである。
結論!!未だにアメリカは西部劇の中にいる(*_*)

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