Nikon Z50 Z DX 16-50mmF3.5-6.3
僕はよくBSでやってる古い映画を録画しておいて観る。
こないだ「俺たちに明日はない」をやってたから観ましたよ、久しぶりに。 良いっすねえ、ボニー&クライド。
犯罪者なんだけどね、確かに。 当時、世界恐慌の真っ只中、大衆的人気がすごかったらしい、義賊って感じで。 1930年代のアメリカ南部の実話。
アップを多用したカメラワークが生み出す心理表現。 そしてラストシーンですよね、やっぱり。
あの一瞬見つめ合ったボニーとクライドの表情。 特にボニー役のフェイ・ダナウェイのあの悟ったような悲しそうな何ともいえない眼。
ああ、もう終わりなのね・・っていう。 声が聴こえた・・・・なにもセリフはなかったけど。
僕としては、アメリカンニューシネマの三大傑作というのがあって。 あくまで個人的選択ですけど。
2位かな、「俺たちに明日はない」。
3位は「イージー・ライダー」ですよ。 ピーター・フォンダとデニス・ホッパーである。
まあ簡単に人が死ぬけどね。 簡単に殺されるっていうか、アメリカの南部だよなあ。
ラストシーンが印象的である。 自由に生きるってどういうこと? アメリカの自由ってなんなんだ???っていう。
それと、カメラワークがやっぱり他の映画と違っていたよね。 カチッカチッカチってコマ送りみたいな映し方してませんでした。
ストップモーションというかモンタージュ技法というか。 ところどころに。
もちろん音楽もかっこよかった(^^)
じゃ、1位は? っていうと、僕的には「卒業」です。
ダスティン・ホフマンとキャサリン・ロスである。 可愛かったなあキャサリン・ロス(^^)
何といっても音楽が僕の大好きなサイモンとガーファンクルである。 ミセス・ロビンソン、スカボロフェア、サウンド・オブ・サイレンス、、、
この映画ほど、戦後世代の空虚さみたいなものを描ききった映画は他にないよな。 大人の醜さ、あんな風にはなりたくないっていう。 ネバーランド^^;
高校の時、映画館に何度も通って同じ映画を観た。 当時は家庭用のビデオ機器とかなかったからなあ。 名画座みたいなところで、5回ぐらい連続で観たぞ「卒業」^^;
ちなみに「卒業」はBSでやってたけど録画していない。 ユー・チューブでチラッとは観るけど。
なんだか思い出が壊れるような気がするんだよなあ、今観ると(^^)
アメリカには文明はあるけど文化はない・・・みたいなことを言う人がいたけどね。 サブカルチャー・カウンターカルチャーみたいなのはアメリカ文化だよな。
悲しいことに、それを生み出すきっかけになったのはベトナム戦争だろうけど。 いずれにせよアメリカは自由の国である・・・とわしは思う。

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