Nikon Z50 Z DX 16-50mmF3.5-6.3
ヤルタ会談について。
大戦末期にクリミア半島のヤルタでルーズベルトとチャーチルとスターリンが顔を合わせて、戦後処理について話し合って秘密協定を結んだ。
今話題の?クリミア半島の保養地である。
1つ目は、 モンゴルは中国に渡さない・・・今まで通りロシアの影響下に置く。 (モンゴルはこの30年ほど前に中国領からロシアの保護国に変わっていた。内蒙古は中国領のままである)
2つ目は、 南樺太・満州鉄道・旅順・大連などの権利はロシアが持つ。
3つ目は、 千島列島をロシア領とする。
その代わり・・・ロシア(ソ連)は対日戦争に参加する。 (日ソ中立条約は一方的に破棄する)
ちなみにヤルタ会談には中国の代表(蒋介石)は呼ばれていない。 もちろん日本代表もね。
で、これが今日の北方領土問題をうむわけなんだけど・・・
スターリンにこの秘密協定を持ちかけたのは米大統領のルーズベルトである。
チャーチルは反対だったんだよな。 それでは戦後にロシア(ソ連)の力が増大しすぎる・・・という理由で。
が、ルーズベルトは日本で上陸戦を行えば多大な損害を受けると予想していたからロシア(ソ連)が参戦するように強く要請した。
実際には広島・長崎の後、日本は無条件降伏するんだけど、貪欲なスターリンは千島列島に侵攻する。 日本陸軍の抵抗(占守島の戦い)がなければ北海道本島まで侵攻する計画だった。
要するに、アメリカがそそのかしたのである。
千島をくれてやるから中立条約なんか無視して戦争に参加しろよ! アメリカが千島をロシアに売ったと言ってよい。
なぜ、アメリカの責任を追求しないんだろうなあ、北方領土を語るとき。 ネトウヨのみなさんもだし、マスコミも。 わしはそれが不思議である。 何をアメリカに遠慮するヽ(`Д´)ノ
むろん、一義的にはロシア(ソ連)に責任があることは間違いないんだけど。
どのような形であれ、一度手にした領土は手放さない。 歴史的に見て、外国への猜疑心と武力による領土拡張欲というのはロシアの本能みたいなものである。 今のウクライナ侵攻を見てもそう思う。
ま、そりゃそうなんだけどね。
※ソ連と書くべきところも敢えて全てをロシアと表記してます。 だって、結局、ロシアだったよなあ・・・ソ連時代も。
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